ヘバーデン結節を解消し、安らかな生活を。
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ヘバーデン結節

指のしびれとヘバーデン結節

ヘバーデン結節の患者さんにみられる指のしびれ

ヘバーデン結節の患者さんの中には、指の痛みや腫れの他に、指がしびれるという方もいます。しかし、「しびれる」場合は、他の症状よりも少し注意が必要です。


指のしびれ 患者さんの指のしびれには、

・指を触ると感覚があまりないような場合
・ピリピリと感じる場合
・触らなくても指先に違和感がある
・手に力が入らない


といった症状があります。

ヘバーデン結節の患者さんの初期症状に、足のむくみや手のむくみ、手のこわばりがありますが、同じ時期に上記のような指のしびれを感じる方がいます。
割合としては多くはありませんが、指先に表れるヘバーデン結節の症状の1つと言えます。

また、ヘバーデン結節の他にも指のしびれには、手根管症候群という代表的な病気もあります。手首の手根管(神経が通っているトンネルのようなもの)に炎症が起き、指がしびれるのです。

原因は不明で、怪我や手の使いすぎなどと言われることが多いようです。
これはヘバーデン結節の原因と共通しています。

※最初に「少し注意が必要」とお伝えしたのは、指先などの末端のしびれといえば、神経系の問題も隠れていることがあるので、自分で判断するのでななく、まずは早めの検査を受けることが大切です。


原因と治療の方法

どちらも、手や腕を酷使する職業や趣味を持っている人に多くみられますが、その方たちは、同じ動作を反復して行い、筋肉に負担が蓄積されていることが考えられます。

同じ動作というのは、あまり体を動かさなくなった、いつも同じ動きしかしていない、なども挙げられますので、手や腕を酷使していなくても発症する可能性があります。

ヘバーデン結節や手根管症候群に共通しているのは、肋骨筋、胸郭のこわばり、腕のこわばりなどがあります。

その中でも肩や首は凝ったりすると自覚できるのですが、意外と「腕のこわばり」というのはあまりきづくことがありません。 そのため、実際に痛みなどはないけれど腕の筋肉がすごく硬くなっていたり、本来届く位置に腕が伸びなかったりもします。

腕のコリやこわばりで指先に症状がでるのは、指先に繋がる筋肉や筋膜の柔らかさがなくなり、硬くなってしまうからです。

症状が出るのが中高年の方に多いのも、偏った姿勢や同じ動作などの積み重ねが何年も、何十年も経っているからでしょう。


ヘバーデン結節だけでなく手根管症候群のような病気でも、指のしびれを改善することは可能です。

指先に繋がる筋肉や筋膜をほぐすことができれば良いのです。

それは、血流が良くなるということでもあります。
血流が良くなれば、指のしびれや痛みにも効果が出てくるのです。

ただ、運動が良いと言われて筋肉トレーニングを行うのは、症状がひどい時期にはお勧めできません。症状が悪化することがあります。

リラックスした時間をとり、ストレッチや日頃行わないような体の使い方をするのが良いでしょう。

腕のこわばりや、肋骨筋、胸郭のこわばりがとれてくると、指のしびれも改善されます。


手がしびれると日常生活はとてもつらいものになります。

直接の原因を取りのぞき血流を良くして治癒力を高めましょう。

病気のトラブルは自分で身を守ることができるのです。


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