子どもの緑内障
緑内障と言えば、大人がなる目の病気というイメージがありますが、実は子どもの緑内障もあります。
最近では、子どもの視力低下が増え問題視されており、メガネをかけさせるべきかと悩まれている親御さんの話も良く聞きます。と同時に子どもの緑内障も増加傾向にあります。
目に悪影響を及ぼしている要因
1つの要因としては小さい頃から、長時間ゲームなどで目を酷使していることです。
読書はとても良いことですが、長時間一点を集中したり、薄暗い中で本を読むことは目にとってプラスにはならないのです。
また、暗い部屋でテレビを見るのも目にはよくありません。
暗い部屋でテレビを見ていると、瞳孔を広げたり、縮めたりすることになり、目が疲れてしまいます。
すると目の周りの筋肉は硬くなり、血液の流れが非常に悪くなります。
結膜の血管も流れが悪くなってしまいます。
できるだけ目を疲れさせないようにし、血流の改善が必要です。
さらに、目のまわりの筋肉が硬くなっていることも大きな問題ですが、目も体と繋がっていて、実は全身の筋肉にも関係があるのです。
筋肉が硬くなると血液やリンパの流れも悪くなります。
目に関係した筋肉の緊張は、緑内障や眼病のリスクが高まるのです。
子どもの緑内障のリスクは、親が気をつけてあげることで防げることもあります。
長時間の目の酷使を避けるようにしましょう。
【気づきにく子どもの緑内障】
また、目の怪我などからなる緑内障もあります。
その他にも子どもの緑内障には先天的な病気もあります。
生まれた時から眼圧が高いという症状です。
(生まれつきの緑内障については
コチラ)
幼い子どもの緑内障の場合は気づきにくいという点があります。
治療法は手術となりますが、手術後に緑内障が完治するわけではありませんので、点眼薬などで治療を続けていきます。
また、1回の手術で効果が十分に表れない場合には、数回の手術を行うこともあります。
風邪などのようにすぐにきづいてあげられるという症状ではありませんので、子どもでも緑内障になるということを知っておき、サインを見逃さないことも大切です。
緑内障の治療は早期発見、早期治療です。
症状の進行を防ぐためにも正しい治療法を選んでほしいと思います。
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