その特徴は、「第一関節の痛み」「腫れ」「骨が変形する」という、過酷な症状です。
ヘバーデン結節は、 指の第一関節に症状が表れます。
主には、人指し指から小指の4本です。指の第一関節が腫れてきたり、曲がってきたり、痛みが出てきた場合はこの病気の可能性があります。
怪我をしたわけでもないのに、指にこのような症状が出てきます。
何が原因なのでしょうか?
加齢でしょうか? 疲労でしょうか? 遺伝でしょうか?
それとも骨粗鬆症のような骨の問題なのでしょうか。
他には、
・手に負担をかけ過ぎて、骨がささくれ立って(骨棘が)神経を刺激し痛みが出てくる、などの説明がされることもあります。
ある日突然ヘバーデン結節になるのかというと、そうではなく、時間をかけ少しずつ進行していくのです。
初期の症状が手の指の違和感ですので、すぐに病院に行くということもなく、時間が経てば症状がいったん治まったりもするので、本人ですらそんな怖い病気が隠れているとも気づきにくいようです。
そうした手の不調を繰り返し、指の関節が痛くてたまらなくなり病院に行って始めて「ヘバーデン結節」と診断される方が多いです。
始めに多くの女性が悩んでいると説明しましたが、確かに中高年の女性に多いヘバーデン結節ですが、男性でも発症します。
また、手の指だけでなく足の指にも発症することもあります。
実はヘバーデン結節はその名前が認知されてきたのは最近ですが、昔からあった病気です。
おじいちゃんやおばあちゃんの指が曲がっていて、働き者だったんだろうなぁと感じたことはないですか?
それに歳をとると老化で指が曲がってくるものだと思いこんでいる人もいるかもしれません。
しかし、東洋医学では原因は特定されています。
ヘバーデン結節の原因は、腎系統の問題とされています。